FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

告白

告白告白
(2008/08/05)
湊 かなえ

商品詳細を見る


「王様のブランチ」で作家インタビューとともに紹介されていて、面白そうだな~と思ってそのまま書店へGO。最近なかなか本を読み終われなかった私が一気に読了。内容は数人の一人称による告白文が6編で構成されていたので、読みやすかった。読みやすく…そしてその読みやすさとは対照的に、ひどく重い気分になった。
「私の子どもはこのクラスの子どもに殺されたのです」。担任教師の告白、そして復讐。
ひとつの告白をきっかけに連鎖する事件、恐怖、嫌悪、狂気。

「重い話が読みたい!読み応えのあるずっしりとした、読んだあと胸に傷が残るくらいの本を!」といってこの本を選んだのは私自身ですが、こういう感覚は想定していなかったなー。
人が正しいと思うことはこんなに違う。人が同じものを見て同じ事をして感じることにはこんなにずれがある。そのことにいささかショックを受けながらも、言葉はそれぞれ独りよがりで浅はかで、驕りに満ちていて、どの人の告白にも閉口せざるをえない。みんなを否定したいような肯定したいような、どうにも消化できない読後感の悪さ。

傷なんかできなかった。胸の内側にゆっくりと手を差し入れてしずかにかき回されて、最後にひとつガン細胞を置いていかれるみたいな、言葉にできない気持ち悪さ。それだけがずっしりと。

どこまで計算ずくなのか、全然考えてないのか、著者の思惑も気になる…。
スポンサーサイト

この記事のトラックバックURL

http://blackblank.blog17.fc2.com/tb.php/212-2956d0de

コメント

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

Template Designed by DW99

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。