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フラワー・オブ・ライフ 4(最終巻)

フラワー・オブ・ライフ 4 (4) フラワー・オブ・ライフ 4 (4)
よしなが ふみ (2007/05)
新書館
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この本はマンガ好きが人間関係を築いていくためのバイブルだと思う…。
現実の高校生活において、自分の世界にひたるオタク少年も、漫画家志望のメガネ少女も、気の弱いぽっちゃりのマンガ好き少年も、ともすればクラスから隔離されてしまいがちではないかと思うのですよ。
私自身、マンガ好きを公言してはばからなかったけれど、それでもいつ「オタク」と後ろ指差されるかと内心ビクビクして十代を過ごしたので、この作品を読むと「マンガ好きでもこんなふうにしっかりと人とかかわっていくことができるんだ!自分を殺さずに、人に自分を認めてもらうことができるんだ」と心底明るい気持ちになる。
いや、まあコレほんとはマンガ好きに限ったことではないんでしょうけど。いろいろな人がひとつの社会でどう対等な人間関係を築いていくかっていう大きな課題についてのひとつの答えをよしながさんは描いているんだと思うんですけども。

まあそんなことはおいといて。

最終巻である4巻では、春太郎に大きな事件と変化が連鎖的に訪れる。
前向きで嘘の嫌いな春太郎に、ここで初めて歪みが見える。
フラワー・オブ・ライフってそんな意味だったのね…。意味を調べもしなかったけど、しなくてよかったなと思った。最初から予期して読んでたらつらすぎる。
潔癖で人の弱さを受け入れられない面もあるけど、人は柔軟で打たれ強い。間違ってもうまくいかなくてもどうにか続けていかなくちゃいけないし、 人の弱さも自分の弱さも認めて、だから優しくなれるっていうこともある。

人生なんかいいことばかりじゃないし、思い通りにいかないことのほうが多くて、気を遣うことも傷つけられることも絶望することもたくさんあって、それまで無縁だと思っていたようなことで「なんで自分が」と思うようなこともあるけど、それでも心ひとつなんだろうな、と。

自分がそもそもどうしようもない人間でも、ずっとまっすぐできれいでやさしくあり続けることはできなくても、自分が大切なものに対して誠実で真剣であろうとすることはうつくしいなと。
登場人物たちの行動を見ていて思いました。
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