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喜劇は恋で進化する

喜劇は恋で進化する (MARBLE COMICS)喜劇は恋で進化する (MARBLE COMICS)
(2007/04)
阿仁谷 ユイジ

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最近「OPERA」や「エロティクスF」で読んでなんとなく面白そうだぞこのヒト、と気になっていた漫画家さん。オール描き下ろしで単行本が出てたので購入☆

主人公はじめは酒癖と女癖の悪いダメ男。飲んでつきあっていつのまにかふられる、というのがいつもの流れ。彼女の家を追い出され、起きたら見知らぬ双子の男に迎えられる。未体験のケツの痛みから「処女(!)を失った」らしいと動揺するはじめ。そしてなぜか彼らの紹介で働くことに…。
いいかげんな良二とやさしい三善、口が悪いバイト先の女支店長よつば。
彼らと一緒に過ごすうちに、はじめは初めて恋を知るのだが……。

ううーん、面白かった!
私の目に狂いはなかった。自分で面白漫画を発見したぜ、ってとき、至福ですなあ。
はじめが初めてシラフでエッチする場面がよかった…なんかぐっときた…。
なんというか、萌えないんですよ。登場キャラどれもそんなツボではないんだけど、そんでも面白かったってことは、いろんなエピソードの描き方がうまいからなのかなー。恋とかエロとかっていいよねえと単純に話を楽しめました。
番外編もよかったー。
コマのところどころに登場する顔のマークがかわいい。
これさりげなく名前が数なのね。はじめ、良二、三善、よつば…。そゆの好きです。
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総統の子ら

総統の子ら〈上〉 総統の子ら〈上〉
皆川 博子 (2006/12)
集英社

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総統の子ら〈中〉 / 皆川 博子
総統の子ら〈下〉 / 皆川 博子

少しずつ少しずつ読み進めていた上・中・下巻の3冊、ようやく読了。
長い間かけただけあって、頭の中には登場人物たちがしっかりと息づいている。

舞台は第一次大戦中のドイツ。エリート養成学校「ナポラ」の入学試験を受けるため電車に乗った13歳の少年カールは、同じく試験を受ける同い年のエルヴィンと出会った。二人はナポラに合格し、寄宿生活の中で親交を深める。エルヴィンの従兄ヘルマンはSS少尉だった。
国家のため、総統のためにナチスの軍人として戦う3人の「総統の子ら」。彼らに訪れる光と影を中心に、戦後までのドイツの姿を描いた小説。

前半はまるでヘッセの青春小説のよう。美しい言葉で、少年期の憂いと翳りを、性の目覚めを、死への憧れと生への疑問を、三者三様の視点から描き出す――。ああもう、なんというかたまりません。ほのかに匂う同性愛もたまらん。(笑)
後半、戦地に赴くようになってからの描写はじつに壮絶。カールはどんどん出世して立派になっていくのだけれど、戦況はどんどん過酷になっていくし…。部下ができてからは弱いそぶりを見せないようにふるまうところとか、なんだか胸がつまった。
印象深かったのはヘルマンが神の存在を識るところ。「在ることがそのまま絶望なのだ」という言葉。

それにしても、ヒトラーは悪者だ、ナチスは残虐だというイメージは私の中でかなり強力だったようで、終盤ドイツ軍に対して行われた差別や冤罪がなんだか信じられなかった。信じられないとともに、ひどく腹がたった。私たちは騙されているのだろうか? 騙され続けているんだろうか? ああああ、本当に、本当のことなどほとんど知ることはできないのだ、と歯がみしたい気分に。
私は戦争には絶対反対だけど、戦争の中で誇りを持って戦った人までは否定できないな、と思った。

* * *

余談ですが…。カールの同郷のマックスという青年が『死の泉』のヘルムートとどこかかぶってしまい、思い出して大興奮。執拗にカールを追い回す、粗暴で感情表現の下手な子。気に入っている相手にはつきまとって気色悪がられ逃げられ、最終的には拳で語り合う(一方的な愛を…)、という。。
今更ながら高根ヘルムートにメロメロになっていた自分のテンションを思い出すと恥ずかしいです。その後本格的に「ちょっとおかしな人」がツボに入ってしまうきっかけだったなぁ、あれ…。

3月読了本

【本】
『総統の子ら<中>』(皆川博子/集英社文庫)

【漫画】
『美剣士』(小野塚カホリ/マガジン・マガジンJuneコミックス)
『ロングロングあ・ごう』(小野塚カホリ/宙出版)
『ONE PIECE<45>』(尾田栄一郎/集英社ジャンプコミックス)
『ピース オブ ケイク<4>』(ジョージ朝倉/祥伝社)
『ばら色の頬のころ』(中村明日美子/太田出版)
『高校デビュー<8>』(河原和音/集英社マーガレットコミックス)
『鋼の錬金術師<16>』(荒川弘/スクウェア・エニックスガンガンコミックス)

【映画】
「単騎、千里を走る」(DVD、3/26)
「花とアリス」(DVD、3/21)

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