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1月読了本

1月に読んだ本。

【小説】
『博士の愛した数式』(小川洋子・新潮社)
『王国 その1 アンドロメダ・ハイツ』(よしもとばなな・新潮社)
『王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法』(同上)
『N・P』(吉本ばなな・角川文庫)
『ハードボイルド/ハードラック』(吉本ばなな・幻冬舎文庫)
『体は全部知っている』(吉本ばなな・文春文庫)
『バッテリーⅣ』(あさのあつこ・角川文庫)

【漫画】
『ONE PIECE<40>』(尾田栄一郎・集英社)
『Landreaall<7>』(おがきちか・一迅社)
『メテオ・メトセラ<7>』(尾崎かおり・新書館)
『平成よっぱらい研究所』(二ノ宮知子・祥伝社)
『高校デビュー<5>』(河原和音・集英社)

【その他】
『本日の、吉本ばなな。』(新潮ムック)
『活字倶楽部 06年冬号』(雑草社)

* * *

『博士の~』はこのブログでもトラバをいただいたり、感想に対するお言葉をいただいたりしていて嬉しいです。本の感想を通じて人と知り合ったり感想を語りあったりするのは本当に楽しい。ありがとうございます。

それから吉本ばなな再燃で、自分が思っていた以上に彼女の影響を受けていることを実感しました。「キッチン」あたりの文体の影響、めちゃくちゃ受けてるわー。
『マリカの永い夜』以降すっかり読まなくなっていたなー、と思いつつ過去作リストを見てみたら、『ハネムーン』も『ハチ公の最後の恋人』も『デッドエンドの想い出』もちゃっかり読んでいて、一応それなりに読み続けていたらしいよ…。
ばなな作品の最高峰は未だに「ムーンライト・シャドウ」。

バッテリーはやっぱり瑞垣が好きでたまらない。
かつくら読んでたらなんと今年、瑞垣の話が出るんですって…! すっごいすっごい楽しみで気が狂いそう。ありがとうあさのさん…!

B000E6G8LK活字倶楽部 2006冬号 [雑誌]
雑草社 2006-01-25

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かつくら、今回の特集は三浦しをんさん。
読みたい本がいっぱいだー。
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run rabbit run

BUMP OF CHICKIN 2006 TOUR “run rabbit run”
1/29 18:30~21:00
於・幕張メッセ9・10・11ホール

行って来たよ! 幕張! バンプライブ!
初めてのバンプ、しかもメッセ。実は不安でした。ノリについていけるか、うろ覚えの曲があるけど大丈夫か、幕張メッセは広すぎてメンバーが見えるのか(前にミッシェルを観に行ったとき全然見えなかったので)、結構激しいという噂だけど体力ついていけるかしら…などなど。
でも大丈夫だった。すごく楽しめた。全身で飛び跳ねて楽しんだよ。
バンプのライブに対して私が想像していた以上にやわらかくて、あたたかいライブだったなー。意表をつかれた。
楽しかった。ありがとう。ありがとう。

大きいホールでやることに慣れてきたのかな? 藤くんに余裕があるように思えた。
「楽しい」「嬉しい」「ありがとう」って何度も言われてこちらもテンションがあがりました。
なんてかわいい子たちなんだ……。たいして歳の変わらない男の人相手に、どうしても「男の子」という印象が抜けない(笑)。
あーもうね、藤くんだいすき。肉眼で見れたのは数回だったけど、満足。
痩身とハスキーボイス、そしてギターをひくときのあの腕、ツボなんだよね…。いろんなツボ突かれまくって恋でもしてるときみたいにキュンキュンして、メロメロになって、緩んだ頬が元に戻らなくて歩きながら「えへへへ」「うへへへ」「あははは」と笑いが勝手に漏れるという危ない人になってしまった。「思い出し笑いやばい、やばいよ~私」と言いながら、でも余韻から抜けることはなかなか難しい。
帰ってきてCD聴いても、やっぱり生の良さには敵わない。
ずっとずっと、頭の中であの幸せな音がぐるぐるしてます。
何度も何度も、あの場面に舞い戻ってリピートできたらいいのに。

声をかけてくれたあさきさん、ありがとう。
開演前はいろいろと迷惑かけました。反省。


あー、ただひとつ!
堂々と携帯カメラ、3回も撮ってた人!
お願いだから、ほんと遠慮してほしい。もっと近くにいたら後ろから近寄って「ほわちゃあ!!」って携帯叩き落としてましたよ。あれは最低。ほんと、暴言かもしれないけど、明らかに禁止されていることを堂々と破るような人は出ていってほしい…。


以下、語り&メモ、セットリストなど。

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平成よっぱらい研究所

4396380135平成よっぱらい研究所―完全版
二ノ宮 知子
祥伝社 2003-03

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ヨッパライにまつわるエッセイ漫画。
この本を私にオススメしてくれた人は、皆口を揃えて言った。
「コレを読むと、自分はまだまだ大丈夫だ!って思えるんだよ~」
「今まで自分が酔って犯してきた罪が軽くなる気がするよ~」
……どんな本なんだ。
と、思っていたら妹が文庫を購入していて、お決まりの文句とともに貸してくれた。
おまえもか、ブルータス。

いやー。たしかに、すごかった。
一つ一つの出来事については「これくらいオレでもあるぜ~」と思う人でも、こんなに毎日毎日よっぱらい伝説を更新され続けてはなかなか張り合えないと思う……。
中でも壮絶なのは、野球拳にいつのまにかギャラリーまで参加し、しまいには店員さんまで脱ぎ始め…というエピソード。「ええ!?」と驚きつつも、「まあでも…よっぱらいだから…」ありえるかも、と思ってしまう。酒の力ってすごいなー!
いや、私だってよっぱらって醜態をさらしたことがないとは言いませんよ。ささいなことながら人に言えないような恥ずかしいことをたくさんしたよ。反省に次ぐ反省の結果、酒量を「ほろ酔い」レベルで抑える飲み方に落ち着いたわけですよ。
しかしこの本で、よっぱらって数々の醜態をさらそうとも「まいっか」で次の酒にひたる姿を見ると、もう一回くらい正気をなくすくらいよっぱらいたい…と思ってしまう。
そうだ、どんな醜態をさらしても、落ち込む必要なんかないのかもしれない。
すべては酒のせいなんだから!
そしてせっかく酔うなら明るく楽しく酔いたい!

とりあえず、家で飲む梅酒のちょうどよい濃さをマスターしたいです…毎回一杯しか飲んでないのに撃沈するほど濃く作ってしまう。

同時収録の「飲みに行こうぜ!」が面白かった~。

王国 その1/その2

410383403X王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―
よしもと ばなな
新潮社 2002-08-22

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4103834056王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法
よしもとばなな
新潮社 2004-01-30

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薬草茶をつくる名手であるおばあちゃんの手伝いをしながら山で暮らしていた雫石。山を下りマルタ島に行ったおばあちゃんと別れ、雫石は都会に出た。サボテンを育てながら暮らしていた雫石は、人の持ち物に触れるだけでその人のことがわかるという力を持った占い師・楓と出会い、彼のアシスタントとなる。楓はあまり目が見えない。サングラスをし、慎重で無駄のない動きをした。楓の家の中では、いつでも時は止まる直前の、とても不思議な流れ方をしていた……。

よしもとばななの小説を読むと思い出すことがある。
たとえば、どんなにつらいことがあっても、美味しいものを食べたり自然に触れて感動したりして、人は必ずいつか立ち直ることができるのだということ。
人と人との心地よい触れあいはその人をしあわせにすること。
どんなに忙しくても、自分と向き合う時間をなくしたら人は貧しくなっていくのだということ。
中でも「おいしいもの」の存在というのはよしもとばなな作品にとっては欠かせないような気がする。食べることは力になる。生きるエネルギーみたいなものを、呼び覚ましてくれる。
この作品でも、おばあちゃんと別れて寂しさにうちのめされた雫石が空港でパキラに癒され、うどん屋でカレーうどんを食べて元気を取り戻す、という場面がある。この場面を読んだときに、なによりも私は癒された。

正直なところ、ここに登場する人たちや、こういう形で不思議な力を扱った作品が私は苦手だ。
私には不思議な力もないし、自然や人をそのまま受け入れ愛することもろくにできない。雫石のおばあちゃんや楓のような人のところに行って悩みをうちあけることもない。彼らは自分とは遠い存在で、自分の価値観とも違うような気がする。自分がこの作品にはなじまないような気がして、ときどきひどく居心地の悪い気分にすらなる。
だけど「人を癒す不思議な力」がよくわからなくても、「おいしいものを食べた身体が回復させてくれる生きるエネルギー」ならわかる。大事なのは、そのエネルギーを感じることなんだろうと思う。身体や心が今どういう状態なのかを見つめること。
そういうことの延長線上に、不思議な力による癒しがあるのかなー。
と、思ってみました。

最後に、ドキッとした一文を。
「やりたいと思ったときが、時間のあるときなんだ。
 そういうのをしなくなったら、時間の奴隷になっちゃうよ。
 やりたいと思ったときに、ぱっと手を出さないと届かなくなることがあるんだ。」
    (『王国 その1 アンドロメダ・ハイツ』P111)

なんだか長い話になるみたい。昨年11月には「その3」が発行になってます。読もう。

博士の愛した数式

410401303X博士の愛した数式
小川 洋子
新潮社 2003-08-28

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今年最初の読了本。ハードカバー版を、父から譲り受けたもの。
年末、文庫になったのを見て焦って読み始めたのでした。

17年ほど前に遭った事故の後遺症で、80分ごとに記憶をリセットされてしまう「博士」のもとに家政婦として派遣された「私」。
博士は数学にしか興味を持たず、数字の話しかしない。靴のサイズはいくつか、電話番号は何番か、……博士は尋ね、その数字からさまざまな数学の魅力を説き始める。
ある日「私」に息子がいると知った博士は、子供を一人でいさせるのはいけないと家に連れてこさせる。博士は息子を「ルート」と呼び、惜しみない愛情を注いだ――。

とてもやさしく、とてもせつない話だった。
80分で記憶をリセットされてしまうという状態を、私はなかなか簡単に想像することはできない。
けれど、一瞬一瞬の積み重ねの上に「今」があるという真理は、今までどれだけ私を救ったかしれない。それが「博士」にとっては真理ではないのだと想像したら、それだけで足元が崩れそうな気持ちになる。
80分ごとに、自分の存在に不審を抱くことになるとしたら、私はとても正気ではいられないだろう。
想像するだけでも暗く深い混沌に陥ってしまいそうな設定なのに、この小説はただただ優しく博士を受け入れる。なんだか不思議だった。不思議で、苦しかった。これだけの障害を前に、優しいだけの空気がそこにあることに、ひどく落ち着かない気持ちにさせられた。

そしてまた、数学の神秘に心奪われた。作中で語られるさまざまな数の秘密に、とてもわくわくしながら読んだ。数学は好きじゃないけど、こういう数学は好きだな~。
「私」がひとつひとつ地道に友愛数を探すという行為は、そのまま博士への態度につながっているような気がする。

映画化するそうですねー。深津絵里、合っている気がします。

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