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LOVELESS(1~5)

4758050023LOVELESS (1)
高河 ゆん
一迅社 2002-07

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高河作品しばらく読んでなかったんですが、これは面白いよ~と勧められ気になってたのです。
読み始めてすぐ、「ああ、高河ゆんだ」と思った。懐かしい。『アーシアン』や『源氏』を読んで高河ゆんにハマった。LOVELESSは、それに似た空気を持ってた。面白かった。どきどきした。この人の漫画はまだこんなに力を持っていたのだ。


小学校6年に転入してきた「立夏」。転入早々、きつい物言いと愛想のなさでクラスの女子を敵にまわした彼は、ある「事件」の関係者だった。
そんな立夏の前に草灯という青年が現れる。彼は立夏の兄・清明の知人だという。しかも彼は耳がない「大人」だった。草灯は立夏に言う。
「僕は君の戦闘機だ」。

正直、話はわかりにくい。戦闘機? サクリファイス? ラブレス?? 設定も関係も単語もよくわからないまま、話が展開する。5巻になっても、私の頭の中は「?」だらけ。
それでもひきつけられてやまないのは、言葉が胸に残るからだ。
立夏の、清明の、草灯の言葉。ストレートでシンプルで真摯な言葉。ただただ、絆と信頼を強く求める言葉。
どきどきする。
ああ、これこそが高河ゆんだ…。妙な嬉しさと緊張感で満たされてしまった。
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フキコシ・ソロ・アクト 2005

フキコシ・ソロ・アクト 2005「mr.モーション・ピクチャー」

俳優・吹越満氏のソロパフォーマンス。
2002年以来、3年ぶりの公演だそうです。
以前、テレビ番組でソロアクトの様子を観たことがあって、固い俳優さんだと思っていた吹越さんが笑いを追及したパフォーマンスをやっているのに驚いたものです。
今回初めて生で観るに至ったわけですが、ホントに面白かった~。
たった一人で2時間、楽しませてくれました。
パントマイム的な前説(?)あり、一人芝居あり、寸劇あり。
舞台後ろに設置された幕に映された映像の使い方も秀逸だった。字幕だったり、足跡だったり、吹越視点の映像だったり。
これはぜひ現場で楽しんでいただきたいところ。

私が一番気に入ったのは、「TITLES」というコーナー。
有名な映画作品と同じタイトルだから、という理由で公開されなかった映画の何作品かを公開、というもので、タイトルから予想がつくもの、つかないもの、オチにきてにやにやしてしまうものなど、ほんと短いネタが次々に。
私は「ミッション・インポッシブル」と「卍」「死体遊戯」が好きかな。にやにや。うまい。


吹越さんの佇まいというか姿が本当にツボで。
小柄なせいもあってぎゅっと凝縮した感じの素敵さがあります。
黒一色の衣装から伸びている腕とか、裸足だとかに釘付け。2列めだったのをいいことに凝視してしまいました。パーツフェチですから。

鋼の錬金術師 11

4757514964鋼の錬金術師(11)
荒川 弘
スクウェア・エニックス 2005-07-22

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母の墓前で父と再会したエド。
父は滞在中に、人体錬成について重大な疑問を残していく。

父、意味深なことを他にもいろいろ言ってった…。こ、怖いなー。
でもこの父ちょっと好きな感じなのでエドとのやりとりとかにやにやしてしまう。

ハボックがどんどん痛々しいことに。ああ、頑張れ…!

以下、ネタバレ。今回の展開とエドについて。

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蒼路の旅人

4035403105蒼路の旅人
上橋 菜穂子 佐竹 美保
偕成社 2005-04-23

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児童書です。
「守り人」シリーズと世界観を共有する、もうひとつの物語。
『精霊の守り人』で女用心棒バルサに守られた、新ヨゴ皇国のチャグム皇子がこの物語の主人公。

…なんて書きつつ、実は「守り人」シリーズも、この前の外伝も未読だったり。
もともと、あまりファンタジーが得意でないのです。異世界で起こる異世界の出来事に、心をあまりひきつけられない。…異世界ファンタジーの魅力って、その異世界観というか異国情緒とかだと思うんですが、それが自分とは関わりのない世界だと思うと、なんとなく入り込めないことが多いです。「十二国記」とか、近未来とか、少しでも自分と関わりがある異世界なら、楽しめるんですが…。世界への無関心の表れかもしれないなあ。

でも、この人の話はまるきり異世界だけど、面白いしうまいと思う。
国と国との諍いの中、父親との不仲、こじれる人間関係、さしのべられる温かい手、チャグム皇子の成長。とにかく登場人物が魅力的なので、すらすら読めました。
とくにチャグム。皇子として、自分にできるやり方で国を守ろうと決心した彼が選んだ道は、「王」ではなく「皇子」という立場だからこそできる方法で、だけれどもかなり予想外だった。
「私は王になりたいと思ったことは一度もない」
意志の強さと、孤独が見え隠れする子でした。興味をひかれる。

シリーズ化していくらしいので、続編を楽しみにしつつ、「守り人」シリーズも読んでみようかなあ。

いじめの時間

4101339619いじめの時間
江国 香織 大岡 玲 角田 光代 野中 柊 湯本 香樹実 柳 美里 稲葉 真弓
新潮社 2005-03

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7人の作家による、いじめをテーマにした短編集。
いじめ、といっても、作家それぞれ視点やとらえ方が違っていて興味深い。
短編なので、テーマのわりには読みやすいな、というのが最初の印象。ただ、読み進めていくとやっぱり重い。ほんの些細なことから、ともするときっかけすらなく始まる疎外と嘲笑。暴力。重圧。じわじわと、不快感が胸に沈殿していく。

学校という現場、クラスという集団の中で自分がはじかれることは本当に怖ろしいことだった。どうして子どもの頃は皆から外れるということがあんな重い罪になったのだろうかと、私は今でも不思議でしょうがない。
ただ、これを機に思い出されたさまざまなどす黒い気持ちは、たしかに自分の根底にへばりついているもので、なんだか懐かしい気持ちすらした。妙な郷愁。私も、「いじめの時間」をたしかに過ごしてきたのだ。

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海辺のカフカ

4101001545海辺のカフカ(上・下)
村上 春樹
新潮社 2005-02-28

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ういー。ちょっと難解。
村上春樹のこーいう話読むのひさしぶりだった。交互に視点が変わる構成とか『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に似てる。
大学生のころは春樹大好きだったんだけど…。
村上春樹ってすごく文章が読みやすいし、たくさんの人に読まれてはいるけれど、やっぱり純文学なんだろうな、と思う。純文学がなんなのかは私にもよくわからないのだけど。
この話読んでいて、大江健三郎を思い出すことがなんどかあったせいかもしれません。なんだ。ゴチック体のせいか。

主人公・15歳にしてかなり大人びた少年「カフカ」くんは、なんとなく大人びすぎていて、あまり語りについていけず。村上春樹の一人称は、やっぱり青年に合うなあ。
ナカタさんが好きだわー。
ということで、カフカ少年よりナカタさんを追っていた私。

姑獲鳥の夏【映画】

姑獲鳥の夏
於・丸ノ内TOEI2 13:50~
監督:実相寺昭雄、キャスト:堤真一、永瀬正敏、阿部寛、原田知世ほか

京極夏彦の人気シリーズの映画化。
このシリーズ、おそらく多くの読者がそうであるように、かなりはっきりと登場人物のイメージが私の中で確立されてしまっている作品なので、観たら「イメージと違う…」という失望があるかと思っていたのです。が、不思議にもあまりそういうことはありませんでした。
しかしまた、不思議なことに「イメージぴったり! きゃ!」という喜びもとくにはなかったのです。
やっぱり、まずはじめに原作ありき、の映画だったと思う。
観ながら頭の中では本を開いて文字を追っていた。(忘れかけてたので観ながらいろいろ思い出しつつ)
同時に言葉は目で追うのと耳で追うのとでは全然理解度が違うんだなということがよくわかった。京極の薀蓄を聞きとるだけで精一杯。関くんの気持ちがわかった…。
映像は綺麗で終始落ち着いていて、小説のイメージフィルムみたいな印象でした。

全体的に可もなく不可もなく。
ただそれは、もしかすると寂しいことかもしれない…。

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はじめに

*このブログについて

このブログは、たかせ が読んだ本、観た映画や舞台などの感想を書き綴るものです。


感想はあくまで個人的・主観的に、メモとして書きためます。
レビューとか、評論とか、それほど人にみられることを意識したものにはならないと思われます。
あくまで、一個人の感想としてお楽しみいただければ幸い。
最近は涙もろさが際立って、なんだか「本を読んで泣きました報告」みたいになっている気もしなくもない…。

ネタバレは有。というか、やはり、話のあらすじや内容には触れます。
ミステリで犯人が誰かとか、誰が死んじゃうとか、そんな話はしませんが。話に深く関わる場合は追記にして隠します。

本などの感想においては、JUNEやらBLにも触れる可能性もあります。
そのあたり、ご了承のうえ閲覧ください。

コメントはお気軽に、トラックバックはご自由にどうぞ。
ただし誹謗中傷・スパムはご遠慮ください。


*書いてる人について

たかせ といいます。
本を読むことが好き。小説が好き。言葉をしたためよう、とする思いが好き。
本好きが高じ、日文(大学)→書店バイト→編集アルバイト、とひたすら本を追いかけ続け、現在は本にかかわる仕事につき、なんとか社会人のはしくれとして生きています。

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